2018年12月13日木曜日

名もなきオイルランタンの修理(1)

1.ランタンホヤ(火屋)の修理

(1)硝子製のホヤの修理

実家からゆずり受けた名もなきオイルランタンですが、ホヤが割れています。
昔私が、使わない事を前提として、接着剤等で仮修復した記憶が蘇ってきました。


(2)接着剤

まずはこの割れを直さないといけません。
普通の接着剤では硝子同士はくっつかないので直せません。
火をつけた場合高温なので、おそらくは接着面がもたないと思います。

硝子同士をくっつける接着剤を色々と調べました。

1)有機系

最近では紫外線硬化の接着剤もあるようですが、有機系樹脂のようです。
有機系の接着剤では熱にもたない様に思います。

2)無機系

無機系の接着剤の中にはガラス同士をくっつけるようなものが有りますが、乾燥工程90度で1時間とか、硬化させるのに150度とか、扱いが難しすぎる感じがします。
値段も 3,000円とかなり高額で接着剤にかける値段では無い感じです。
硝子の火屋をネットで探した方が安いかもしれません。
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【耐熱性無機接着剤アロンセラミック】

一液加熱硬化型の耐熱性無機接着剤です。
150℃で加熱硬化し1200~1300℃の高温に耐えます。
金属・セラミックス・ガラス・石英・カーボンなどに対して高温下でも強い接着強度を持っています。
耐熱・耐油・耐薬品性に優れています。
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ただし、耐熱温度帯は理想的なのですが…

(3)ステンドグラス

硝子同士をくっつけるといえば、私の中ではステンドグラスが思い浮かびあがりました。
早速調べてみます。

1)ステンドグラスの原理

ステンドグラスとは、任意の形状に切り取った硝子を”はんだ”でくっつけて様々な柄や絵を作り上げる行為です。
教会の窓ガラスなんかが有名ですね。
でも、硝子同士は”はんだ”ではくっつきません。
そこで、
①硝子の外周に銅テープで巻く。
②銅と銅を”はんだ”でくっつける。
③結果として硝子がくっついたように見える
以上の様です。
そうか、だからステンドグラスは縁取りされているんか。

”はんだ”は手元にあるし、銅テープが手に入ればできるかな?
って感じなので早速 ネット上で銅テープの取り扱いを調べてみます。

2)材料の入手

銅テープについて調査をするとネット上では安いもので600円~+送料といった感じで大体1,000円以上はするようです。
1,000円がコストとして掛かってきますが、今回の用途のみでの使用と考えると、少し、二の足を踏んでしまう価格帯です。
今後もステンドグラスにはまって使うのであれば、それでも良いかもしれませんが、おそらくは、そうならないと思います。

なので、さらにネット上で銅テープの事を調べていると興味深い情報を入手しました。

『百均のダイソーに 銅のテープが売っている』
用途 … ナメクジ駆除用に銅テープが効く らしいです。

早速近所のダイソーの園芸コーナーに行きましたが、残念 ありません。
他の百均や、他のダイソーの店舗もみて回りましたが、有りませんでした。
おそらくは梅雨の時期にでまわるものなのでしょう。
もしくは、銅が値上がりして百均では価格が合わなくなったか?

ただし、園芸コーナーで販売している可能性がる事がわかりましたので、早速近所のコーナンや、ロイヤルホームセンターの園芸ゾーンを見て回りました。
が、やはり季節はずれなのか、売っていません。
やはりネットで買わなければならないのか…。
しかし、3件目のコーナンの園芸コーナーでついに見つけました。


【ナメ駆除テープ 渡辺泰株式会社】
銅イオンが効く。長さ1m。巾18mm。
値段 150円

このテープを利用しての、ステンドグラス作戦でランタンのホヤを直してみたいと思います。
無事に直す事ができるか、正直ドキドキです。



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