2018年12月9日日曜日

ネイチャーストーブの自作(1)

1.ネイチャーストーブの自作

・煙突効果
 ・二次燃焼
の事を自分なりに理解し、携帯できるネイチャーストーブネット上の先人を参考にして
自作使用とおもいました。
条件は以下とします。
①二次燃焼(クリーンバーン方式)すること
②携帯性を考慮し、組み立て式にする。
 その際、リュックの中での場所を取らないように円柱とせず、板状のものを組み合わせる組み立て式にする。
③材料は安価に抑えるため、メイン材料は百均で購入する。(ステンレストレーがメイン)

とします。

(1)二次燃焼にこだわる理由

1)木を燃やし尽くすため。

薪を利用する以上、灰が発生するのは仕方がありません。
しかし、燃え残りや炭の状態で時間切れになり、その状態で自然に帰す事(穴を掘って処理しますが)を極力避けたいと思っています。
クリーンバーン方式での二次燃焼を行う事で、火力を得ると同時に、自然の力を借りて強制的に酸素の供給を行う事で、材料を燃やし尽くす事を求め効率的にいきます。
ここでの効率とは
①使用する薪の量を減らす事ができる。
 →薪を集める時間を減らす事ができる。
 →灰の量を減らす事で処理(穴堀)の時間を減らす事ができる。
 →火勢が上がるので、湯等を沸かす時間を短くすることができる。

と時間の節約を図る事ができると考えています。
普段仕事でも効率を求められてセコセコ頑張っていますが、効率を上げてもさらなる仕事を振られるだけで疲労困憊です。
でも、キャンプの間で時間を節約できると、その生み出した時間で
ポケーっとと鳥の鳴き声を聞いてリラックスしたり、
ブッシュクラフトで楽しむ時間を過ごしたりする事ができます。

2)コッヘルとかにつく煤の量をすこしでも減らす

二次燃焼を行う事で 少しでもC(炭素)を使用(熱をもらってCO2を増やす)する事で燃焼ガスの中のC(炭素)量を減らします。
すると、コッヘルに付着する煤の量が減る(はず)と思います。

私は、煤の頑固な付着を少しでも減らすためにステンレス製のコッヘルを使用していますが、やっぱり洗うのってメンドクサイんです。洗うのに時間がかかるし、
しまったときに他のものに付着しない様に気を遣うし。
※使う前には 石鹸や洗剤等で事前にコーティングをすると煤が比較的簡単に取れるんですけどね。

なら、ガスストーブとかを使用すりゃいいんですけど、それだけじゃ味気ないですから。
やっぱりキャンプに来たのなら、薪も燃やして、オレンジの炎を見たいじゃないですか。

※=私見=※

二次燃焼が発生するストーブを利用している方の写真をネットで見かける事がありますが、薪が酸素供給の穴を超えている方がおられますよね。あれって、酸素供給の上で燃えている部分は一次燃焼のはずだから煤が発生して、コッヘルに煤が付くと思います。
多分。
煤の発生を抑えたい=効率的な燃焼を求めたいなら、
①薪の高さは酸素供給の下までを意識する。
 (全部二次燃焼になるようにする)
②少しでも酸素不足を減らすために、薪を多く入れ過ぎない。
 (未燃焼の薪がある=ストーブ内の温度が下がる)
③水分が多い薪を使用しない。
 (水分って蒸発するとき、気化熱の効果で薪等の温度は下がります。=ストーブ内の温度が下がる)
これらの事を意識した方がよいかと思います。


(2)ネイチャーストーブの作成

1)ネイチャーストーブ1号

でこれらを意識して、『ネイチャーストーブ1号』を夏に作っちゃいました。
組み立て前(ゴトク無)
組み立て後(ゴトク有)

2)燃焼実験

一度燃焼実験をしたところ、
左右からの空気が供給されて、炎は中央だけで吹きあがっていました。
これで無事に二次燃焼しているのか微妙な感じです。
薪の量?熱量が足りないのか?
少ない薪の量(小枝数本のレベル)で意外と火が大きかったので、少しびっくりです。

この時はまだ燃焼実験の段階でしたので、上のゴトクを作ってなかったし、コッヘル忘れちゃったから湯をわかしませんでしたのでどれだけ煤が発生したか、火力等も不明です。
下の空間に手を入れましたが、熱くなく、地面への放熱も抑えられている様です。

燃焼実験

その後、今年の夏に義理兄家族とキャンプにいってデビューさせました。
この時、ゴトク無しで上にステンレストレーを置いてそのうえで燻製のチップをいぶしたのですが、
①普通の薪の量だと、効率が良すぎて火勢が強すぎる。
②火を小さくしようとする=薪の量を減らす。→すぐに燃え尽きる。
の悪循環
ただし、火力が強い事自体は理解する事ができました。 
※この時も 燻製をつくるのに必死で、お湯が何分で沸くか実験できませんでした。

次回のキャンプでは
ダッジオーブン等をおいて調理してみたいと思います。

今回の『ネイチャーストーブ1号』の
作り方や構造は今後おいおいアップしていきたいと思います。


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