2018年12月4日火曜日

キャンプで使用するネイチャーストーブについて(1)燃焼と煙突効果

1.ネイチャーストーブについて

ホーボーストーブや、ウッドストーブとも呼ばれていますね。
ちなみに”ホーボー(Hobo)”の意味は 19~20世紀の初頭にかけて、アメリカ各地を渡り歩いた渡り鳥労働者の事をいいます。
なので、ホーボーストーブとは、渡り歩く際に使用した簡易的な釜戸の事なんですね。

(1)直火対策

野外で火を使う際に、直火を避けるにはBBQグリルや、立ち釜戸、ファイヤースタンド、などの焚火台の利用が必要な所が増えています。
キャンプ場でなくても、火を熾す度に直火を避けるために、毎回立ち釜戸を作るわけにはいきませんので、なんらかの対策が必要です。
キャンプ地への移動手段が徒歩などで行くのであれば軽く携帯性の高いものが良いのですが、ユニフレームの『ファイヤスタンド』タイプのメッシュ構造タイプだと、焚火はできますが、調理がしずらいので、コッヘルなどをきちんと置けるストーブ系が必要かなと実感しました。

(2)ネイチャーストーブ

ネイチャーストーブで有名なのは、『ソロストーブ』ですね。
携帯性に優れており、ストーブの構造から、
1)煙突効果により気流の流れを作る事
2)釜自体が二重構造になっており、二次燃焼を起こす事
で効率的な燃焼が発生し、少ない燃料(燃料を短時間で効率的に燃やし尽くす)で大きな火力が発生し、空気の循環で薪が最後まで燃え、炭になりやすい様にできています。

ソロストーブの構造についてはホームページで説明されていますが、この煙突効果と二次燃焼を見事に掛け合わせており、本当によくできていると思います。

現在ほかの会社でも、ソロストーブの様に円形の筒状の二次燃焼ストーブや
板状の金属を組み合わせ立体化したストーブ(こちらは煙突効果を利用した一次燃焼)
などが巷に売られていますね。
でも円形状のストーブってザックの中で場所を取りそうで 二の足をふんでしまいます。
又、板状は火力が弱そうだし、大量の煤がコッヘルに付着しそうです。
正直 悩んでしまいます。


2.燃焼ってなに?

(1)そもそもモノが燃えるとはいったい何?

燃焼とは、可燃物が空気中又は酸素中で光や熱の発生を伴いながら、比較的激しく酸素と反応する科学反応の事。キャンパーにとって一番わかりやすいのは、『気体の燃焼現象』の事を『火』や『炎』と呼びます。

(2)火には三要素が必要です。

①可燃物
 ②酸素
 ③熱(火花)
ですね。
キャンパーにとってわかりやすいのは
 ①薪・ガソリン・ガス・アルコールランプ
 ②空気=うちわであおいだり、焚火棒を使って 酸素を供給しますね
 ③最初はマッチ・ライターなどの種となる熱源です。
ですね。

3.煙突効果(ドラフト効果)って?

(1)煙突効果の一連の流れ

①空気は温度が高いほど密度が低くなります。
②密度が(回りより)低くなる=軽くなると上昇します。
③空気が上昇すると、その場所の圧力が下がります。
④圧力が下がるとそこに新たな空気(酸素がたっぷり)が入り込みます。
⑤新たな空気(酸素)を取り込んで炎がさらに燃え上がります。
⑥空気が温まります。
①に戻ります。
これが自然と繰り返えされ、自動的に酸素が供給され続けます。
一生懸命扇ぐ必要がなくなります。


4.二次燃焼って?

これはまた今度記載します。










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