2018年11月11日日曜日

久しぶりのブッシュクラフト的なキャンプ(2)

1.立ち釜戸について

立ち釜戸を作った目的は、色々目的について


(1)直火を避ける為。

直火を行うとその地面内の植物や細菌が死んでしまいます。
植物や細菌が死に絶えるとその付近はしばらく植物が育ちにくくなります。焼き畑農業がありますが、あれは、焼いた後で地面を耕す事で植物が育ちます。キャンプで直火した後、その地面を耕せばまだ植物が回復する事はできますがそのままにすると、小さなミステリーサークルの様に植物が生えない地面が発生します。

また、石で釜戸を組む人もいますが、石に黒く焦げた跡(炭)が長い期間残ってしまいます。
山から薪を拾い火をおこす事は、山からの恵みを利用する事です。
自然に感謝して少しでも山を汚さず、元の状態を維持して欲しいなと思います。
炭化した木は腐食が進みにくく、長期間自然に帰る事ができません。
火をおこすなら、木が灰になるまで、最後まで丁寧に燃やす様に考えて火を扱って欲しいものです。そして穴を掘り、その中に処分するなどして、なるべく跡を残さない様にしましょう。

(2)ロープワークの確認の為。

立ち釜戸は巻き結び、角縛り、はさみ縛りの三つを知っていれば作る事は可能ですが、縛り方が緩いと、グラグラと揺れ安定せず、安心して火を熾すことはできません。
立ち釜戸を作る事で、自分の現時点でのロープワークの実力を確認する事ができます。

ついでに、
息子に対して、立ち釜戸をいとも簡単に作る姿を見せつけて、久しぶりにどやって感じで威張ってみました。
おやじの自然対応力を見せつけて、
久しぶりに、”どうだー”って感じを見せて勝手に自己満足に浸りました。

(3)燻製ベーコンを作る為。

過去に、段ボールで燻製器をつくってベーコンを作った事があります。
工夫次第で、どのような道具でも、手作りでも簡単に燻製を作る事ができます。
今回は、たち釜戸の支柱の周りを新聞紙でくるむ事で、なるべくその場にあるモノを利用して即席の燻製器をつくりました。
立ち釜戸は本来この様に使うことはしないと思いますが、煙と熱をうまく籠もらすことができればこの様に燻製ができます。

1)手順1

今回はこの燻製器を使用してベーコンを作りました。

2)手順2

この支柱の周りを、新聞紙で囲います。

上に渡した横木を利用して、金属の櫛に刺した豚のばら肉(厚切り)に塩コショウ・香味ハーブをまぶしたモノを吊り下げてあぶります。
これを大体、4時間ほど燻製して完成です。
出来たものはタッパーに入れてしまっておきます。

3)完成 実食

翌日の朝食に、
前日にコンビニで購入したバターロールに切れ目を入れて、にベーコンを挟みます。
次に針金を通して、火であぶり焼き上げます。
ホットドック風にて食べました。


若干塩味が強かったですが、自分で作ったベーコンサンドはとても美味しかったです。

せっかく、キャンプに来たからには、通常家ではしない(できない)何かをして楽しまれてはいかがでしょうか。
皆さんもぜひ、キャンプでは、普段できない事を事前に計画をたてて、仕込みを行い、楽しんでもらいたいです。






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