1.芯の設置
(1)芯の購入
オイルランタンの芯が大阪の好日山荘に売っていたので、何も考えず衝動買いしてしまいました。購入した芯は、ドイツのフェアーハンド(FEUER HAND)のオイルランタンの芯です。
サイズが合うか心配です。
(2)取り付け
さっそく取り付けてみましたが、芯のサイズが太すぎて異なるのか、芯の調整金具を回しても芯がスムーズに上下に動きません。
金具がうまく芯にかみこまず、空回りしています。
無理やり入れたからなのか、確かに入れにくかったのは事実ですが、使用する前に壊してしまったかもしれません。
とりあえず、ネットで色々と調べ、知識を蓄えてから整備を開始です。
(3)芯のサイズの調査結果
その前にネットで芯について調査をしました。ランタンはサイズによって芯の太さが異なります。
当然大きいランタンは芯が太く明るくなります。
4分芯 … 12㎜
5分芯 … 15㎜
7分芯 … 21㎜
なので 1分 … 3㎜ で計算すれば良い様です。
購入する前に きちんと調べておけばよかった。
反省です。
2.部品の取り出し
気を取り直して作業開始です。(1)ホヤのとりはずし
まずは、抑え部分を手で引っ張り上げて火屋(ホヤ)斜めに倒して外します。ホヤは硝子製なので、取扱には注意を払います。
ホヤを外したら芯のソケット部を左回り(時計回り)に回して掛かりから外します。
(2)芯ソケット部の分解
取り出したソケット部分の観察をします。芯を取り外しソケット部分をひっくり返すと、金具を軽くカシメて留めている様子です。
なので、ラジオペンチで、『えぃっつ』とカシメ部分を変形させ、引っ掛かる部分を無くします。
さらに、細かな凹凸部は”やすり”で削って引っ掛かりを無くす事で、芯部の金具を抜く事ができ、分解終了。
(3)歯車の修正
歯車を観察すると若干湾曲しているので、これをペンチで挟んで『えぃっつ』と力を込めてまっすぐになるように力を加え修正します。これで、歯車の径が大きくなり、芯にしっかりと掛かる様になりました。
が、歯車部を力を込めて変形させたせいか、歯車のカシメが緩くなり芯の金棒とがガタつきが発生しました。
このままでは力がかかった際に空回りする恐れがあります。
(4)はんだ付け
空回りを防ぐために、金棒とのカシメをペンチではさみ込み、はんだ付けをすることで固定します。これでおそらくは空回りを防ぐ事ができると思います。
心配は、はんだが熱で溶けないか?ですが、芯の下の方なので、多分大丈夫でしょう。
と前向きに考えます。
(5)元に戻す。
金棒を穴に入れて、ソケット部を組み合わせカシメ直して完成です。
調整金具を回すと順調に反応しますので、無事に修正できたと思います。
あとは、部品の取り出し手順と全く逆の手順でソケットを部を本体に嵌めて終了です。
ついでにガラス内面部分の汚れ(煤?)をふき取って今回の整備は完了です。
3.後記
私が金属部分の整備をしていたら、本体を見ていじっていた息子が
タンクの内部に予備芯?(それとも母が購入する前のオーナーが作業を誤って芯を中に落とした?)を発見してくれました。
正直なんじゃそら~ って気持ちです。
今まで、カラカラと中で音が鳴っていましたが、キャップの脱落チェーンが動く音だと思っていました。
もし同じランタンを手に入れた方は中に予備芯があるかもしれません。
ぜひご確認ください。
上の写真は購入した芯ではなく、タンク内から発見された芯です。
好日山荘で買った芯はその予備として保管しておきます。
まだ、燃料をいれて、火をつけていませんが、点灯式が楽しみです。
灯油を入れる為に、燃料携行缶を購入するか、
パラフィンオイルをネットで購入するか、悩んでしまいます。
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